札幌市豊平館
現在、保存活用工事期間中のため閉館しております。
豊平館は、明治13年11月、北海道開拓使のホテルとして北1条西1丁目に建てられた洋風
木造建築で、札幌市が保存管理しており、昭和39年には国指定重要文化財に指定されてい
ます。昭和33年に中島公園に移築され、以降は市営結婚式場として活用されていましたが、
近年の婚礼件数の減少から活用方法の見直しと、建物の経年劣化に伴う保存修理の必要
に加え、耐震補強やバリアフリーの整備が求められてきていました。
このことから、札幌市では、これらの課題に対応すべく、平成23年度に「豊平館保存活用基
本計画」を策定し、これに基づき専門家委員会の議論を踏まえて、平成24年4月に「豊平館活
用整備等基本計画」として、豊平館の建築・設備計画の方針と平成24年度に実施する付属棟
の建築及び設備の実施設計の設計条件について取りまとめました。
現在、この計画に基づき実施設計を行い、工事に着手しているところです。
豊平館は、工事のため4年間休館し、平成28年度に新たな集客交流施設としてリニューアル
オープンする予定になっています。
「豊平館保存活用基本計画」と「豊平館活用整備等基本計画」をご覧になりたい方は
札幌市公式ホームページの〈文化財〉−〈重要文化財豊平館保存活用工事〉へ。